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PRODUCT
さび・スケール除去器 アクアセル
冷却塔、省エネルギー・環境対策商品
アクアセルFAQ
Q1.アクアセルは藻やスライムに効果がありますか?
A.効果はありません。
藻がひどい場合には、銀イオンを含有させた、水に溶解する殺藻剤の使用を進めております。
Q2.アクアセルは水を浄化して水質を改良するのですか?
A.一般的な浄水器や軟水器などとは違い水を浄化するものではありません。
アクアセルから水の分子レベルに作用しエネルギーを受けた水が接触する配管やタンク内面のサビ、スケールを剥離除去するものです。
Q3.アクアセルの主な用途は何ですか?
A.最も多く使われるのは、冷凍機・空調機の運転効率を良くし、高圧カットを起こさせないために冷却塔に設置します。
その他に水冷式コンプレッサー、ダイキャスト、各種熱交換器、プラスチック成型機、ボイラーなど冷却水を使用する機器類などでも利用されています。
Q4.なぜアクアセルは節電になるのですか?
A.冷凍機の場合、アクアセルを使用すると、冷凍機のコンデンサーパイプの内側に発生付着していたスケール(特にシリカのスケール)が良く剥離除去され、熱交換効率が大きく向上して冷媒のガス圧力を高くしなくても正常運転ができるからです。
※ガス圧力が高くなると電動機の必要出力が大きくなります。
Q5.まったく同じ冷却塔に設置するのに本数が違う場合があるのはなぜですか?
A.対象の冷凍機の種類によって、循環水量が異なるためです。
吸収式冷凍機では、他の冷凍機に比べて20%~35%も循環水量が多いものです。
冷却塔ではアクアセルの1インチ長あたりの循環水量に対する処理能力によってアクアセルの本数を選びます。
1インチ長あたりの処理能力は約9L/分としております。

※磁気式やイオンクリーンは効果がないと話題に上がりますが、それは、吐出口の配管径によって選定する機種が決まっているために、流速の変化や水温の違いに応じて、補正できないためと考えられます。
Q6.水槽に設置する場合と冷却塔に設置する場合とではどう違うのですか?
A.一過性か循環するものかでも違いますが、循環でも1インチ長あたりでは無く、水槽の入れ替わり回数によって選定します。
すなわち同じ容積の水槽でも入れ替わる回転数によって本数が異なります。
回転数が多い(=流速が速い)と本数は多くなります。
Q7.アクアセルの本体同士および他の金属に接触させてはいけないのですか?
A.接触させると本体表面から放射するエネルギーがその金属に多く流れ、効力が減少します。
また、異金属に接触すれば、電池作用を起こし本体表面が損傷し、効力にも影響します。
Q8.水槽に設置する場合に注意することは何かありますか?
A.
①水温が低いとアクアセルから出るエネルギーも小さく、またエネルギーを受ける水もその活性力が低下します。
通常では、5℃程度の低水温では50%以上の増量が必要です。
②水槽が大きい場合(10トン以上)では設置する位置を選びます。
水が流れにくい死角になっている場所に置く事は効果を激減させます。
また、流速が速い場合では、流出口から50cm~1mくらい離し分散して設置することを推奨します。
Q9.耐用年数は何年ですか?
A.約10年使用可能です。
しかし、水温、水の流速、水質によっては8年くらいで、効力を発揮しなくなることがあります。
Q10.使用しないシーズンの保管方法はどのようにすれば良いですか?
A.設置場所の水中にそのまま置いても良いです。
または、設置場所より取り出し、1本づつ紙か布などに包んで、冷暗なところに保管します。
日の当たる所や、高温のところでの保管はおやめください。
Q11.アクアセルはシリカの除去にも効果を発揮するそうですが、補給水濃100mg/Lでも可能ですか?
A.過去の実施例で100mg/L超(郡山)の補給水へ使用して、効果は得られました。
鹿児島地区でも大体100を越えておりますが、利用していただいております。
ただし、シリカ濃度が高いと本数を増やすことが必要です。
運転中の導電率を低く抑えることも必要です。
Q12.テストを実施する際の条件は何ですか?
A.別途資料を用意してますので、そちらを参照ください。
資料 : テスト条件
Q13.既存商品より能力の高いアクアセルは作れないのですか?
A.不可能ではありませんが、素材とコストのバランスに問題が発生します。
Q14.飲み水の赤水防止に使用できますか?
A.効果水槽または、受水槽にアクアセルを設置することによって配管内のサビ、スケールを除去しますが、事務棟の場合には夜間水の流れがほとんどなくなりその間は効果を発揮しませんので、サビが少し発生し、朝一番の水はサビが少し混ざることがあります。
Q15.アクアセルのエネルギーを受けた水は、どのくらいの時間、効力を発揮できるのですか?
A.アクアセルの周囲でエネルギーを受けた水は約2時間経過すると元の水に戻ります。
水がアクアセルからエネルギーを受けれるのはその本体から約10cm以内の範囲に限られます。
Q16.効果が現れない場合、最も考えられることは何ですか?
A.
①冷凍機が吸収式のために循環水量が標準よりも30%も多い場合。
②冷却塔が冷凍機などの熱負荷に対して小さい場合。
Q17.冷却塔と水槽が同じ循環ラインにある場合、アクアセルは設置できますか?
A.アクアセルをいずれかに設置するかは難しい問題です。
例:RT-50に30m3の水槽の場合
冷却塔の大きさに比べて水槽が大きい場合、普通の循環水量39m3/hrでは1.3回転/hrの水槽内水の回転になり、冷却対象物のスケールを剥離する力は弱くなります。少なくとも3・4回転しないと難しいです。
RT-50であれば約10m3以下の水槽ならば冷却塔に設置しても効果は得られます。